研究室紹介

INTRODUCTION

 日本は高齢化率が世界一の高齢社会フロントランナーであり、健康づくりに向けた様々な取り組みが世界中から注目されています。特に、近年提唱されたフレイル(虚弱)は要介護状態と健常の中間に位置するとされ、将来的な要介護・死亡・入院のリスクが高まるとされています。しかしながら、現時点では有効な改善方法やフレイルそのものに陥らない標準的な対応は分かっていません。
ただし、運動習慣を持つことや社会参加に積極的なこと、十分な栄養を摂ることなどでフレイルリスクを遠ざける可能性が分かっています。
そのため、我々の研究室では、地域に住む方を対象にフレイル、サルコペニア、オステオポローシス、認知症、MCIといった老年症候群の改善要因やリスク要因の調査、改善に向けた実践的な介入研究などを行っています。

 大阪府は理学療法士の養成校が日本で最も多い地域です。この理学療法のメッカから地域の健康づくりに資する新しい知見を発信していきたいと思っております。

令和3年1月1日 今岡真和

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